【目次】
■カフェ看板を置く効果

お店の売上を上げるためには、リピーターを増やしながら、新規顧客の呼び込みも続けなければいけません。カフェや喫茶店が顧客を呼び込む手段には、チラシ配りやサイトへの情報掲載など、さまざまな方法が考えられます。その中でも、店頭に設置する看板は、お店のメニューや雰囲気を通行人に伝えて来店を促すための重要なアイテムのひとつです。
看板を設置しておけば、近くを通りがかった人やカフェを探している人に対して、お店があることを発信できます。多くの人が看板を見て、そこにお店があるということを認識すれば、来客数の増加も見込めるでしょう。
■飲食店やカフェで使える看板の種類

看板には、店頭などに立てて使用する立て看板(スタンド看板)や壁に設置する壁面看板、突き出し看板など、さまざまな種類があります。その中でも、飲食店やカフェ、喫茶店で使う看板は、立て看板タイプがおすすめです。
一口に立て看板といってもいくつか種類があるので、違いを簡単に知っておくと良いでしょう。
【A型看板】
横から見た時にアルファベットの「A」の形に見える看板です。軽く持ち運びが簡単で設置場所を柔軟に変更できる、内容を書き換えられるものが多くメニュー変更に対応しやすいなどのメリットがあります。
【電飾看板】
フレームの枠外などに照明を取り付けた看板です。光るため、視界が悪くなる夜でも通行人の目を引けます。夜遅くまで営業しているカフェや喫茶店におすすめです。
【黒板/ホワイトボード】
黒板やホワイトボードに、メニューなどのお店の情報をチョークやマーカーで直接手書きできる看板です。手書きの看板は、顧客に親しみやすい印象を与えられるでしょう。雰囲気を重視しているお店での設置におすすめです。
上記以外にも、絵を飾るように黒板やポスターなどを設置できるイーゼルタイプやメニューブックなどを置けるメニュースタンド、のぼり旗など、看板を設置する場所や用途によってさまざまな看板を使い分けることができます。
お店にはどの看板が合うのか考えながら、種類を選ぶことが大切です。
■カフェ看板に載せたい情報

カフェ看板は、文字やイラストを記載できるスペースが限られています。載せる情報が多すぎると、ごちゃごちゃした見づらい看板になってしまうため、どのような情報を盛り込むか事前に絞っておくことが大切です。
ここでは、カフェ看板に載せたい情報の一例をご紹介します。
・メニューや価格
店舗で提供している具体的なメニューは、カフェ看板に盛り込みたい情報のひとつです。お店のオリジナルメニューや人気メニューなど、通行人に訴求したいメニュー名や実際の写真などを盛り込むと良いでしょう。
また、商品の価格はお店によって異なるため、具体的な価格がわからない状態で入店するのを嫌う人がいることも考えられます。メニュー名の横に価格も併せて記載しておくと親切です。
他店と比べてリーズナブルな価格が売りの場合は、価格を目立つように記載しておくのがおすすめです。
・サービス内容
カフェの基本的なメニューはコーヒーや軽食など画一的になりがちで、他店と差別化を図るのが難しいかもしれません。他店との差別化を図るために、お店の魅力や売りにしているサービスを看板に書き込むのがおすすめです。
例えば、Wi-Fi完備、サービスタイムとその内容、ソファー席の有無、使用している食材のこだわりといった内容を記載してみてはいかがでしょうか。サービス内容を載せておけば、飲み物を飲みたいだけでなく、そのサービスを求めている方の来店率の向上も見込めます。
・お店の雰囲気
カフェや喫茶店は、他の飲食店に比べると長居することが多く、店舗そのものの雰囲気を重視して選ばれる傾向にあります。
落ち着いて過ごせたり、にぎやかだったりと、カフェの雰囲気はお店によって大きく異なります。カフェ看板を使用して、お店の雰囲気を伝えることも大切です。文字のフォントや看板の素材などを工夫して、看板とお店の雰囲気が一致するように心がけましょう。
■カフェ看板を作る際の注意点

カフェ看板を実際に作る際は、メニューや価格、サービス内容といった情報を見やすくしながら、お店の雰囲気も伝えなくてはいけません。
情報をしっかり伝えられるカフェ看板を作るためには、次の点に注意しておきましょう。
・デザインに凝りすぎない
カフェ看板は、デザインに凝りすぎないで作ることが大切です。無理にデザインに力を入れすぎてしまった結果、かえって情報が伝わりづらくなることが考えられます。
どんなお店なのかを一目でイメージできるように、見やすい看板を作るようにしましょう。使用する色もできるだけ少なくして、多くても3色程度にまとめるのがおすすめです。
・フォントなどで強弱をつける
伝えたい情報を伝えやすくするために、内容に応じて強弱をつけるのも有効です。価格と商品名で文字の大きさを変えたり、記載内容でフォントを使い分けたりすることで、特に伝えたい情報を強調できます。
・看板はきれいにしておく
カフェ看板は、お店の顔となるアイテムです。看板が汚れたり壊れたりしていると、それだけでお店のイメージは悪くなってしまいます。
黒板にチョークで情報を記載している場合は書き換えなどの際にきれいに消す、フレーム部分が割れたり錆びたりしないように注意するなど、大切に扱うようにしましょう。
■カフェ看板を設置する場所も重要

カフェ看板を作成したら、設置する場所を決めましょう。カフェ看板の内容が植木や草、電柱などで隠れてしまっては、看板を設置する意味が薄れてしまいます。
通行人の目線の高さも意識しながら、看板の内容が見やすい場所に設置することが大切です。
また、近くの大通りなど、人通りが多い場所に看板を設置するのもおすすめです。人通りが少ない道や、少し入り組んだ場所にお店を構えている場合は、店頭だけに看板を設置しても通行人の目に触れる機会が少なく、集客が期待できません。
看板を道案内のアイテムとして活用すれば、通行人にカフェがあることを認知させ、お店まで誘導できる可能性があります。
ただし、お店から離れた場所に設置する際は、設置の許可などの確認が必要です。