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販促計画に便利な販促カレンダー。盛り込みたい年間行事の一例を知っておこう

販促カレンダー

1年の間には、非常に多くの行事やイベントがあります。店舗やECサイト(ネットショッピング)の売上を伸ばしていくためには、それらの年間行事を把握したうえで、キャンペーンや新商品などの企画を考えることが重要です。
そのような年間を通じた販促計画を立てる際に役立つのが、「販促カレンダー」です。ここでは、販促カレンダーの概要や、盛り込みたい年間行事の一例を月ごとにご紹介します。

【目次】

■販促カレンダーとは?

販促カレンダーとは、企業や消費者に関わりが深い季節ごとのイベントや年間行事が記載されたカレンダーのことです。 具体的に盛り込まれる内容は企業やカレンダーの発行者によって異なりますが、主に以下のような情報を確認できます。

  • ・クリスマスやバレンタインなど、季節ごとの年間行事や販促イベント
  • ・年間の祝日、六曜
  • ・ボーナスやお中元、忘年会シーズンなど、消費者の動向がわかる情報
  • ・前年の同時期の天候 

■販促カレンダーの活用方法

さまざまな行事やイベントを把握できて便利な販促カレンダーですが、具体的にどのように活用すれば良いのでしょうか。販促カレンダーの活用例を2つご紹介します。

・年間販売計画の立案

販促カレンダーでは、季節の行事や地域のイベントといった年間行事、さまざまな記念日などを確認可能です。 年間行事をカレンダーで確認しながら、時期に合わせたイベント企画や、商品の販売計画の立案が行えます。

・消費者の購買予測

消費者の行動は季節やイベントだけでなく、直近の天候や経済動向、社会情勢などで左右されることも考えられます。前年のデータや今年のトピックなどを販促カレンダーで確認すれば、消費者の購買予測にも役立つでしょう。

■月別の年間行事の一例

日本では具体的にどのような年間行事があるのでしょうか。ここからは、月別の年間行事の一例や、販促に役立つポイントをご紹介します。ぜひ販促活動にお役立てください。

・1月

福袋

1年の始まりである1月には、さまざまなお店で初売りが行われ、福袋や新春割引セールなどのキャンペーンが行われることが多いです。
また、1月の第2月曜日には成人式があり、着付け目的で美容院の需要が伸びたり、同窓会目的での居酒屋の予約が増えたりすると考えられます。

・2月

バレンタイン

2月の主だった行事としては、バレンタインデー(2月14日)や節分が挙げられます。
バレンタインデーといえば、日本では女性が男性にチョコレートをプレゼントするのが定番ですが、海外では花やジュエリーといったギフトをプレゼントすることもあるそうです。友だちに贈る「友チョコ」や、お世話になった人に贈る「世話チョコ」など、カップルだけをターゲットにするのではなく、友人などへのプレゼント企画を立案するのもおすすめです。

他にも、「2=ニャー」の語呂合わせから、2月22日は猫の日となっています。猫をモチーフにした商品をデザインしたり、猫関係の特集を組んだりするのも良いでしょう。

3月

ひな人形

年度末に当たる3月は、消費が大きく伸びる月です。これは、新生活に向けてスーツや制服を新調したり、引っ越しを行ったり、季節の変わり目で春用のファッションの需要が増加したりするのが理由と考えられます。「新生活準備キャンペーン」を行うのも効果的でしょう。

主な行事としてはひな祭り(3月3日)やホワイトデー(3月14日)、春分の日などがあります。
ホワイトデーは、バレンタインのお返しとして男性が女性にプレゼントを送るイベントです。お返しはチョコレートに限られないので、さまざまなギフトの販売が見込めます。

また、3月末頃からは桜の開花が始まり、本格的なお花見シーズンを迎えます。桜をテーマにした商品やイベントなどが行われることも多いです。

4月

トラベルグッズ

新年度を迎え、新入社員や新入生などが新天地で生活を始めるのが4月です。イベントとしては、エイプリルフール(4月1日)やアースデイ(4月22日)などがあります。

エイプリルフールは、ネット上で面白いニュース記事を配信するなど、さまざまな企業が広報として活用しています。近年はSDGsなど環境問題への意識が高まっているので、アースデイに則して環境に配慮していることを発信するイベントを開催するのも良いでしょう。

また、4月末から5月頭にかけては、大型連休であるゴールデンウィーク(GW)があります。出かける方の増加が予想され、多くのサービス業で売上アップを狙えます。旅行やアウトドアで使えるスーツケースやバッグなどのキャンペーンを打つのも効果的です。

5月

母の日

新生活が落ち着き始めた5月の行事としては、子どもの成長を祝うこどもの日(5月5日)や、母への感謝の気持ちを伝える母の日(5月第2日曜日)が挙げられます。
ファミリー層に向けた訴求が行いやすく、母親に向けた外食や美容品などのプレゼント需要も見込めるでしょう。

6月

父の日

6月になると気温が高くなり、夏に向けた準備期間に入ります。美容系やアパレル系の企業は、夏場を狙ったキャンペーンを行うのがおすすめです。
また、一年の中でも雨が多い梅雨の時期に当たるので、雨の日限定のキャンペーンを実施して来店を促したり、雨の日ならではのグッズを特集したりするのも良いでしょう。

6月の主な行事は父の日(6月第3日曜日)があります。母の日と同様に、ファミリー層向けの訴求が有効ではないでしょうか。

7月

七夕

7月の主な行事は、七夕(7月7日)や海の日(7月第3月曜日)です。七夕の願いを書いた短冊を笹につける文化や、織姫と彦星の伝説などをイベントとして活用してみるのも良いでしょう。
また、海の日がある週は3連休になるため、レジャーなどの消費活動が活発になる傾向にあります。海にちなんだ特集を組むのもおすすめです。

8月

お祭り

8月に入ると学生の多くは夏休みに入ります。社会人の方もお盆の時期に長期休暇を取って旅行に出かけたり、実家に帰省したりするのではないでしょうか。
外食やレジャーに出かける家族が増えると予想されるため、旅行用のグッズのキャンペーンなどはお盆までに行っておくと良いでしょう。また、お祭りや花火大会なども日本各地で開催される時期です。外出時に役立つ、暑さ対策グッズなどを用意するのも効果が見込めます。

9月

敬老の日

9月の主な行事は敬老の日(9月第3月曜日)や秋分の日などが挙げられます。秋の大型連休「シルバーウィーク」に当たる祝日です。
何連休になるかは年によって異なりますが、長期休暇になる場合は、多くの方が旅行に出かけると予想されます。秋の行楽に合わせて、旅行用のアイテムを売り出すなどのキャンペーンを行いましょう。

10月

ハロウィン

10月のメインイベントとしては、ハロウィン(10月31日)が有名でしょう。従業員が仮装をしたり、かぼちゃを使った料理やお菓子を提供したりと、さまざまな業種が多彩な方法で販促につなげられるイベントです。

また、10月から11月にかけては各地で紅葉が見ごろとなり、観光が盛んになる時期でもあります。秋の旅行におすすめのアイテムを紹介したり、秋を感じられるSNS投稿を行ったりするのも効果的です。

11月

千歳飴

11月は七五三(11月15日)や勤労感謝の日(11月23日)などの行事があります。七五三の日は親族が集まりやすいため、子どもの写真撮影や着付けといった需要に加えて、家族をターゲットにした販促を行うのも手です。勤労感謝の日に向けて、働いている方へのプレゼント企画を計画するのも良いでしょう。

また、11月第4木曜日の翌日にある「ブラックフライデー」にも注目です。もともとはアメリカの感謝祭の翌日にあたるセール日でしたが、近年は日本でも大手企業がセールなどのキャンペーンを行うケースが増えています。

ECサイトにおいては、ブラックフライデーの翌週の月曜日「サイバーマンデー」も確認しておきましょう。大手ECサイトで値下げセールが行われることが多く、1年の中でも特にネット通販の売上が増加する日です。

12月

クリスマス

1年を締めくくる12月は、忘年会シーズンに当たります。飲食店を中心に、稼ぎ時になる時期といえるでしょう。
イベントとしては、12月24日~25日のクリスマスイブやクリスマスが一大行事といえます。カップルのデート需要をはじめ、子どもへのクリスマスプレゼントやクリスマスケーキなど、さまざまな需要が見込める日です。

また、12月31日の大晦日は1年の最後の日になるので、1年間の感謝の気持ちを顧客に伝えるのも良いでしょう。

■販促カレンダーを活用して販売計画を立てよう

事前に年間行事を把握しておけば、1年間を通しての販促計画を立てられ、季節ごとに売上アップや認知度向上を狙った施策を行いやすくなります。
ただし、1年の間には非常に多くのイベントや行事、記念日が存在します。今回ご紹介したものも、その中のごく一部でしかありません。
今回ご紹介したイベントなども参考に、自社に関係あるイベントなどを販促カレンダーに盛り込み、マーケティング活動に役立てましょう。