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ポップアップストアとは? 出店する目的やメリットを解説

マーケティング活動の分野において、「ポップアップストア」と呼ばれる形態が活用されることが増えてきています。しかし、ポップアップストアが何かわからない、活用するメリットがわからないという方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、近年耳にすることが増えてきているポップアップストアの概要や、出店する目的などをご紹介します。

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【目次】

■ポップアップストアとは?

「ポップアップストア」とは、数日~数週間程度の、比較的短い期間限定で開設されるショップのことです。「ポップアップ(Pop up)」は、英語で「突然現れる」といった意味を持ちます。
その名の通り、いきなり出店してすぐに消えてしまうのが特徴で、海外では空き地などの何もない場所に1から店舗を立て、期間が終わると取り壊してしまうこともあるそうです。

また、催事に出店する期間限定のお店とは異なり、イベント性が重視される傾向にあるのがポップアップストアの特徴のひとつです。そのため、実施する企業や企画ごとの個性が表れやすい傾向にあります。

■ポップアップストアを出店する目的

ポップアップストアは、商品やブランドの認知拡大、新商品のプロモーション、テストマーケティングなどといった目的で出店されることが多いです。
例えば、人通りの多い路面にある貸しスペースや、商業施設にポップアップストアを出店すれば、お店の前を通りがかった人が商品やブランドを覚えてくれるかもしれません。実際に商品を試してみた結果、ブランドのファンになるということも考えられます。

商品のイメージを押し出したデザインのストアにするなど、商品やブランドを効果的にアピールするお店作りを行うのが特徴です。短期間で撤退する仮店舗なので、内装そのものには費用をかけず、広告を出したり有名人を出演させたりと、宣伝に力を入れるケースも見られます。

一方で、期間限定で出店するポップアップストアは、長期的な売上につながりにくいです。商品販売による売上向上だけを目的としてポップアップストアを出店するケースは、あまり多くありません。

■ポップアップストアのメリット

主に商品の認知拡大といったマーケティング目的で活用されるポップアップストアですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
ポップアップストアの出店を考える前に、出店するメリットについて確認しておきましょう。

・話題作りにつながる

期間限定で出店するポップアップストアは、それだけで顧客の興味を引きやすいです。また、通常の店舗とは異なりイベント要素が高く、ブランドに則した店舗作りを行うことから、メディアやSNSで取り上げられるケースも考えられます。

期間限定という希少性やイベント性を上手にアピールすれば、TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSで拡散され、話題性を集める可能性も高くなります。
実際に店舗に足を運んでもらえなかったとしても、SNSなどで話題になるだけで、商品やブランドの認知度が向上することも考えられます。

・顧客とのコミュニケーションにつながる

ECサイトなど、オンライン上のネットショップだけで商品を販売しているブランドの場合、顧客と直接コミュニケーションが取れる機会は限られます。
しかし、ポップアップストアを出店すれば、店員と顧客が直にコミュニケーションを取ることができます。顧客とのリアルなコミュニケーションを増やせば、顧客とお店の間の信頼関係を築きやすくなり、ブランドのファン獲得につながるでしょう。

・効果測定が行いやすい

店舗への来客数や売上、インターネットでの検索数の推移、SNSでの反響など、出店によって多くのデータを収集できるのも、ポップアップストアのメリットです。
出店前後のデータを比較すれば、どの程度の効果があったのかを簡単に確認できます。

また、新商品の売れ行きが不安な場合などに、ポップアップストアでテストマーケティングを行うのもおすすめです。ポップアップストアで先行販売を行えば、顧客の反応や売上を確認しながら販売継続の可否を取ることができます。

■ポップアップストアのデメリット

多くのメリットがあるポップアップストアですが、デメリットがまったくないわけではありません。
ポップアップストアを出店するに当たっては、会場の費用や機材のレンタル代、商品の配送費、人件費といったコストがかかります。常設店舗よりコストのコントロールがしやすいといわれますが、出店方法によっては売上高の3~4割を出店料として徴収される場合もあります。

必要経費を考えると、期間限定のポップアップストアで大きな利益を生み出すのは難しいです。商品販売による売上アップだけを目指すのは、避けた方が良いでしょう。
ポップアップストアを出店する際は、商品の認知度アップや新規顧客の獲得などを第一に目標を立てることが大切です。

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■ポップアップストアを出店する場所の例

ポップアップストアの出店方法としては、商品の種類や出店する目的に応じて、いくつかの方法が考えられます。出店場所の特徴を踏まえたうえで、どのような目的でポップアップストアを出店するのか吟味することが重要です。
ここでは、出店場所の一例とそれぞれの特徴をご紹介します。

・レンタルスペース

レンタルスペースは、出店の手続きが比較的簡単に行えるのが特徴です。レンタルスペースの内装を工夫すれば、ブランドオリジナルの空間を演出することもできます。

ただし、出店する場所によっては販売する商品と周囲の客層があわず、効果が見られないことも考えられます。レンタルスペースに出店する際は、周囲はどのような環境なのか、どのような人が多いのか、商品が客層にマッチするかなどの事前調査が重要になります。

・ショップの一部スペース

カフェや喫茶店といったショップの一部スペースを間借りして、そこにポップアップストアを出店する方法もあります。

ショップ側が商品販売にかかるレジ対応なども行ってくれる場合は、店舗に人員を割かずに済むのがメリットです。レンタルスペースなどに比べると出店スペースは狭くなりがちなので、サイズが小さな商品や商品数が少ない場合に適しています。

一方で、既存のショップの一部スペースを使わせてもらうため、内装にこだわってブランドをアピールするのは難しいかもしれません。
基本的には、間借りするショップと関連性が高いアイテムを販売する際に効果的な方法です。

・商業施設

百貨店やモール、デパートなどの商業施設に出店するのも良いでしょう。購買意欲が高い人たちにアピールできるため、プロモーション目的で出店を考えている場合に適しているといえます。また、人通りが比較的多いのも商業施設の魅力です。

ただし、商業施設に出店しているのは自社だけに限りません。他の店舗が多いため、顧客の興味を引くディスプレイを考えるなど、店舗内に人を誘導するための工夫を行う必要があります。

■ポップアップストアでプロモーションを行おう

ポップアップストアは、期間限定という話題になりやすい形態の出店方法です。SNSで拡散されるケースも考えられ、商品のプロモーションやブランドの認知度向上、新規顧客の獲得といった目的に適しています。

その反面で、ポップアップストアだけで大きな利益を上げるのは難しいです。事前準備がしっかりできていないと、効果が見られない恐れもあります。

出店する目標を明確に持ち、店舗のコンセプトをはっきりさせておくことが、ポップアップストアを成功させるためには重要です。

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