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段ボール箱の基礎知識。サイズや材質を知って梱包作業にいかそう

段ボール

段ボールは、引っ越しや荷物の整理、商品の発送にかかる梱包作業など、多くのシーンで便利に使えるアイテムです。しかし、統一したサイズ規格がないため、どれを使えば良いのかわかりにくくもあります。商品梱包に適した段ボールを選ぶには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。
ここでは、段ボールのサイズの測り方や、段ボールを選ぶ際に確認しておきたいポイントなどをご紹介します。

【目次】

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■段ボールのサイズの測り方

段ボール箱

段ボールのサイズは、箱を組み立てた際の長い辺(長さ)と短い辺(幅)、底面からフタまでの距離(深さ・高さ)の3辺の寸法で表されます。例えば、長さ40cm、幅30cm、深さ10cmという段ボールがあった場合は、「400+300+100 mm」で80(cm)サイズとなります。
JIS規格では、単位はmm(ミリメートル)で表記するとしていますが、宅配業者などではcm表記を使うのが一般的です。

また、段ボールのサイズの測り方は外寸法と内寸法の2種類に分けられ、用途に応じて使い分ける必要があります。

外寸法は、段ボールの外側のサイズを測る方法です。宅配業者は外寸法のサイズと重量を基に、運送料を決めています。

一方の内寸法は、段ボール箱の内側のサイズを採寸する方法です。段ボールを組み立てた後に、梱包したいアイテムが箱に収まるかどうかを調べるために使います。内容物に対して寸法がぎりぎりだと取り出しにくくなり、ゆとりがあると箱の中でアイテムが動いて破損する恐れがあります。
数ミリ余裕を持たせるか、大きく余裕を持たせたい場合は緩衝材を用意しておきましょう。

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■一般的な段ボールのサイズ

段ボール箱

多くの宅配業者や引っ越し業者などは、外寸法の3辺合計のサイズと重量を基に送料を決めています。一般的なサイズとしては、60サイズ、80サイズ、100サイズ、120サイズ、140サイズ、160サイズが挙げられます。
例えば、3寸合計が58cmの段ボールなら60サイズ、70cmの段ボールなら80サイズの送料がかかります。段ボールのサイズ規格ごとの一般的な使い方は、以下の通りです。

【60サイズ】
3寸合計が60cm以内の段ボールで、最も運送料金が安いサイズです。本やCDといった小物を入れるのにも適していて、商品発送などで広く使用されています。

【80サイズ】
3寸合計が80cm以内の段ボールです。小物を複数入れる用途などに向いています。

【100サイズ】
3寸合計が100cm以内の段ボールで、重たいものをしまう用途にも最適です。引っ越し用途で広く使われています。

【120サイズ】
3寸合計が120cm以内の段ボールで、主に引っ越しの用途で使われます。書籍などを詰めすぎると重く運べない恐れがあるので、衣料品を入れるのに最適です。

【140サイズ】
3寸合計が140cm以内の段ボールです。サイズが大きな商品の梱包に適しています。

【160サイズ】
3寸合計が160cm以内の段ボールです。コートや着物といった大きい商品の梱包に最適ですが、重量によっては底が抜ける恐れがあります。重たい商品を入れる際は、底を補強するなどの対策を行うと良いでしょう。

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■用途別に適した段ボールサイズ

段ボール

前述の通り、段ボールは外寸法のサイズと重量によって運送料が決められるのが一般的です。小さい商品の運送に100サイズや120サイズの段ボールを使うことはできますが、送料が増したり、商品の破損を防ぐためにたくさんの緩衝材を用意したりと、余計なコストと手間がかかります。用途ごとに、最適なサイズの段ボールを選ぶことが大切です。

ECサイトなどの通販事業では、持ち運びやすく使いやすい、60サイズや80サイズといった小さめの段ボールを使用することが多いです。ただし、具体的な商品点数や形状、梱包方法によって必要なサイズは異なります。適切なサイズの段ボールを複数揃えておくと良いでしょう。

引っ越しの場合は、内容物を守ることと、一度にたくさんの荷物を運ぶことを両立する必要があります。そのため、100サイズ以上の大きい段ボールを使用するのが一般的です。重たいものや小さいものは100サイズの段ボールが、大きくかさばる衣類などは140サイズなど大きめの段ボールが適しています。

■段ボールを選ぶ際に重要な材質のポイント

段ボール

商品の梱包などに使う段ボールを用意する際は、サイズだけでなく段ボールの材質や強度、形状にも注目する必要があります。段ボールを選ぶ際に確認したいポイントを、3点ご紹介します。

・ライナー

一般的な段ボールは、中芯と呼ばれる波型の紙に平らな紙を貼り合わせた3重構造になっています。ライナーとは、段ボール表面と内側の平らな紙のことです。
古紙を多く使用したCライナーや、古紙に加えてバージンパルプ(木材を材料に作られた繊維)も使用したKライナーといった種類があり、それぞれ強度が異なります。

ライナーはC5やK5、K6などと表記され、CライナーよりもKライナーの方が、同じ材料を使っている場合はアルファベットの後の数字が大きい方が強度に優れます。一般的には、適度な強度を持ち、表面に印刷もしやすいK5の段ボールを使用することが多いです。また、表面に加工を施し撥水性や防錆といった機能を持たせた、特殊なライナーも存在します。

・フルート

フルートは段ボールの厚みのことで、段ボールの強度を左右する重要な要素のひとつです。
JIS規格では、板の厚みと30cmあたりの波型の数によって種類を分類しています。フルートの種類とそれぞれの特徴は、以下の通りです。

【Aフルート】
厚みは約5mmで、30cmの間に波型が34±2個あるものがAフルートです。商品発送や引っ越しなど、幅広いシーンで使われています。

【Bフルート】
厚みが約3mmで、波型は30cmの間に50±2個あるものがBフルートです。薄く加工しやすいのがメリットで、緩衝材や内装箱の梱包などに使用されます。

【Cフルート】
厚みは約4mm、30cmあたりの波型の数は40±2個で、欧米を中心に世界では主流となっているタイプです。Aフルートより薄いものの、強度はあまり変わりません。

【Wフルート】
AフルートとBフルートを貼り合わせたのがWフルートです。厚さは約8mmとなります。2枚のフルートを使っているため強度に優れ、重たい荷物の梱包に適しています。

【Eフルート】
厚みが約1.5mmの段ボールです。30cmあたりの波型の数は93±5が基準ですが、80個程度のものもあります。内装箱やメール便といった用途に使われます。

・形状

段ボールは、みかん箱型やタトウ型など、形状にもさまざまな種類があります。梱包したいアイテムに応じて使い分けることが大切です。一般的に使われることが多い段ボールの形状の例をご紹介します。

【みかん箱型】

みかん箱型

引っ越しなどでも使われることが多い、最も一般的な形状の段ボールです。A式段ボールなどとも呼ばれます。

【タトウ型(ヤッコ型)】

タトウ型(ヤッコ型)

商品を包み込むように組み立てるタイプで、一般的な段ボールよりも薄く、簡単に組み立てられるのが魅力です。書類やCDといった薄く軽いものをしまうのに適していて、メール便などの用途で使われます。

【組み立て型】

組み立て型

底面やフタが指し込み式になっていて、テープなしで組み立てられる段ボールです。

【ポスター型】

ポスター型

細長い形状をしていて、名前の通りポスターや図面といった細長いものを入れるのに適しています。

段ボールには形状やサイズの明確な規格が存在しないため、上記以外にもさまざまな形状の段ボールが使用されています。

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■サイズが合わない段ボールの調整方法

段ボール

手元に梱包したいアイテムに適したサイズの段ボールがない場合は、段ボールをカットして大きさを調整することも可能です。サイズ調整を行えれば、配送料を節約できる可能性があるだけでなく、余分なスペースを減らして中身に衝撃を与えにくくできます。
サイズが合わない段ボールを小さくする方法は、以下の通りです。

【段ボールの高さを小さくする方法】
1.梱包に必要な高さを測り、段ボールの4隅に印をつけておく
2.印の部分までカッターなどで切れ込みを入れる
3.切れ込みを入れたら、切れ込み部分から折り曲げてフタをする

四隅に切れ込みを入れた後、折り線部分も薄く切れ目を入れておくと、折り曲げを簡単に行えます。

■アイテムに合わせて適切な段ボールを用意しよう

段ボールは、中身を配送中の傷つきから守る役割を持つ重要なアイテムです。通販の場合は、顧客が最初に目にする大切な外装でもあります。場合によっては、中身の破損や顧客からの印象悪化を引き起こす恐れがあるため、用途ごとに適切なタイプを選ぶことが重要です。
送りたいアイテムの形状や素材に合わせて、最適なサイズの段ボールを使うようにしましょう。

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