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光触媒の観葉植物とは? 特徴や選ぶ際のポイントをご紹介

観葉植物

観葉植物にはさまざまな種類がありますが、その中のひとつに、光触媒加工を施された人工観葉植物(フェイクグリーン)があります。本物の植物と同様に、多くの嬉しい機能を有していて、注目を集めているアイテムです。
しかし、光触媒がどのようなものなのか知らない、人工観葉植物の選び方がわからないという方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、光触媒とはどのようなものなのかをはじめ、光触媒加工が施された人工観葉植物のメリットや選び方、使用する際のポイントなどをご紹介します。

【目次】

■光触媒とは?

テーブルの植物

光触媒とは、日光や電灯などの光に当たることで、化学反応を起こす物質のことです。代表的な光触媒には、日光などの光に反応して空気中の有害物質を分解する「酸化チタン」が挙げられます。
有害物質の分解以外にも、光触媒には以下のような効果があるとされています。

【光触媒の効果】
・空気清浄
・消臭
・抗菌
・防カビ

これらの効果を備えているのが、光触媒加工が施された人工観葉植物です。ポリエステルやポリエチレンといった材料で作られた人工物ですが、本物の植物と同じように、空気をきれいにする機能を備えているのが特徴です。

■光触媒の観葉植物のメリット

かわいい観葉植物

光触媒加工を施された人工観葉植物には、空気をきれいにしてくれること以外にも、さまざまなメリットがあります。具体的に、どのようなメリットがあるのでしょうか。
本物の観葉植物と比較しながら、光触媒の人工観葉植物のメリットをご紹介します。

水やりをする必要がない

観葉植物を育てる際は、水やりや土の入れ替え、肥料やりなど、枯れないように管理を行う必要があります。手間をかけて育てていても、いつの間にか枯れてしまうこともあるでしょう。

一方で、光触媒の人工観葉植物は人工的に作られたフェイクグリーンなので、水やりや土作りなどを行う必要はありません。枯れて見栄えが悪くなることもなく、手軽に空間内にグリーンを置くことができます。

虫が付かない

室内で注意しながら管理していても、観葉植物にはアブラムシやカイガラムシなどの虫が付いてしまいます。定期的な殺虫剤の散布など、何らかの対策が必須です。

一方で、光触媒の人工観葉植物なら虫が付くことはありません。虫が苦手な方や殺虫剤を使用するのに抵抗がある方でも取り入れやすいでしょう。

好きな場所に置ける

通常の観葉植物とは異なり、日当たりや温度管理などを気にする必要がないため、置く場所を選ばない点も魅力のひとつです。
リビングや寝室、キッチン、玄関、浴室、オフィス内の一角など、好きな場所に置くことができます。

また、光触媒の観葉植物は基本的に室内向けのアイテムですが、屋外用の加工が施されたものなら外に置くことも可能です。

■光触媒の観葉植物のデメリット

観葉植物に水やり

多くのメリットがある光触媒の人工観葉植物ですが、本物の植物のように成長して見た目が変化することはありません。大きくなったり、花が咲いたりするところを見たい、植物を育てている実感が欲しいという方は、物足りなさを感じる可能性があります。

また、通常の観葉植物に比べて価格が比較的高い点も、光触媒の観葉植物のデメリットです。
ただし、枯れて買い直したり、手入れ用の肥料や土を買ったりする必要がないため、長期的に見るとランニングコストは低くなります。

■光触媒の観葉植物の選び方

木箱に入った観葉植物

光触媒の観葉植物は、置く場所に合わせて種類を選ぶことが大切です。選び方のポイントを、3つご紹介します。

サイズで選ぶ

光触媒の人工観葉植物は、サイズによって空気清浄効果が異なります。広い空間に小さな観葉植物を置いても、高い効果は期待できません。とはいえ、限られたスペースに大きな人工観葉植物を置くのも難しいはずです。使いたいお部屋の広さや天井の高さを踏まえて、サイズを選ぶ必要があります。
空間ごとのサイズの目安は、以下の通りです。

・6畳の広さの空間 ⇒ 100~120cm程
・10畳の広さの空間 ⇒ 170cm程
・トイレなどの狭い空間 ⇒ 20cm程

一方で、光触媒の人工観葉植物は人工的に作られたフェイクグリーンなので、水やりや土作りなどを行う必要はありません。枯れて見栄えが悪くなることもなく、手軽に空間内にグリーンを置くことができます。

また、葉の量や大きさもポイントです。人工観葉植物は、葉の部分に酸化チタンなどの光触媒がコーティングされているので、葉の面積が多くなるほど、高い空気清浄効果が期待できます。

デザインで選ぶ

通常の観葉植物と同様、デザインも大切な要素です。人工観葉植物と一口にいっても、ベンジャミンやユーカリ、パキラ、モンステラ、ポトス、パームなど、さまざまな種類があります。
室内のインテリアになるので、雰囲気に合ったデザインのものを選ぶようにしましょう。

例としては、以下のような使い分けをするのがおすすめです。

・大きさで存在感を出したい ⇒ ベンジャミン・ユーカリなど
・小ぶりでもアクセントにしたい ⇒ ポトス・アイビーなど
・エスニックな要素を加えたい ⇒ パキラ・モンステラなど

置く予定の場所から選ぶ

人工観葉植物を置く予定の場所を踏まえることもポイントです。一般的な光触媒加工の人工観葉植物を屋外に置くと、紫外線の影響で劣化したり、雨や水滴で塗料が落ちたりする恐れがあります。

直射日光や雨風の影響を受けやすい屋外に置きたい場合は、葉や幹の部分に専用のコーティングが施されている、屋外タイプのものを選ぶようにしましょう。コーティングが雨や紫外線を防ぎ、劣化しにくくなります。

■日常のお手入れの方法は?

水やりキット

基本的に、光触媒加工が施された観葉植物は、水やりや土作り、肥料やりといったお手入れを行う必要はありません。光触媒加工の効果で、ほこりも付きにくくなっています。

表面にほこりが付いている時は、光触媒の空気清浄や消臭といった効果を維持するために、乾いた布やエアダスターなどでほこりを払うようにしましょう。汚れがこびり付いている場合は、硬く絞った布巾などで優しく水拭きしてください。

また、光触媒の効果が時間の経過によって、徐々に落ちていくことも考えられます。定期的に光触媒のスプレーを噴きかけておくのもおすすめです。

■置き場所を決める際の注意点

観葉植物と室温

置き場所を決める際も、注意しておきたいポイントがあります。
前述の通り、光触媒は日光や電灯といった光を受けて化学反応を起こすもので、暗く光が当たらない場所では効果を発揮しません。適度に日光が当たる場所や、電気をつける時間が長いオフィス内などに置くことをおすすめします。

ただし、室内用の人工観葉植物に直射日光を当て過ぎると、色褪せや劣化につながります。カーテン越しに日光を当てる、定期的に向きや場所を変えて日が当たり過ぎないようにするといった対策が必要です。

また、人工観葉植物は火に弱く燃えやすいです。火事につながる恐れもあるため、ストーブやコンロ、キャンドルといった火元の側には置かないようにしましょう。

■光触媒の観葉植物をオフィスやお家に取り入れよう

光触媒加工が施された人工観葉植物は、空気清浄効果や消臭、抗菌など、さまざまな機能を有している便利なアイテムです。本物の植物とは異なり、水やりや土作りといったお手入れの手間もかかりにくく、基本的には定期的に汚れを払うだけで済みます。
簡単に空間の雰囲気を変えることができるので、緑を取り入れたい場合に最適です。空間作りの一環として、光触媒加工が施された人工観葉植物を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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