【目次】
■スワッグとは?

スワッグ(Swag)とは、花や植物の葉などを束ねて作ったインテリアアイテムのことです。名前はドイツ語で「壁飾り」という意味を持ち、名前のとおり、基本的には壁に吊るしたり留めたりして飾ります。
花束を逆さに吊るした見た目をしているタイプが一般的ですが、横に広がるオーバル型やリース型などの種類が豊富で、場所に応じてデザインを選ぶことができます。
また、材料には主にドライフラワーやプリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー、生花などが使われ、花の品種も選ばないことから、種類ごとに異なる印象を楽しめる点もスワッグの魅力のひとつです。
いつ頃から飾られているのかは正確ではありませんが、ヨーロッパでは古くから教会の祭壇や家の壁などに飾られていたようです。リースと並ぶ、クリスマス飾りの定番アイテムとして知られています。
日本でも、さまざまなインテリアに合わせやすく、スペースを取りにくいことから、人気を集めているアイテムです。
■スワッグとブーケの違い

スワッグと同じく、花を束ねて作られたアイテムに「ブーケ」があります。結婚式のブーケトスでもおなじみのアイテムで、360度どの方向からでも美しく見えるように、丸みを帯びたラウンド型をしているのが特徴です。
一方で、スワッグは壁にかけて使うインテリアアイテムです。一般的には縦長で、壁に かけても安定するように後ろ側が平たく作られています。
見た目が似ていて混合しがちですが、用途が異なるため、覚えておきましょう。
■スワッグの魅力

インテリアアイテムとして人気が高いスワッグですが、どのような魅力を持っているのでしょうか。スワッグの持つ魅力を、3つご紹介します。
手軽に空間の雰囲気を変えられる
スワッグを飾るだけで、空間をナチュラルでおしゃれな雰囲気にできます。束ねる花の種類や色によって、イメージを変えることも可能です。
生花の場合は、水の交換や枯れてきた時のお手入れなどが必要ですが、スワッグはお手入れに手間がかかりにくいインテリアアイテムなので、比較的簡単に取り入れることができます。
また、壁に飾る以外にも、机に置いたり、ドアに吊るしたり、壁に立てかけたりと、さまざまな飾り方で楽しめます。
ドライフラワーになる過程を楽しめる
生花で作られたスワッグの場合、生花からドライフラワーになる過程を楽しめるのも魅力です。花の種類や季節にもよりますが、2~3週間ほど吊るすと水分がなくなり、ドライフラワーになります。
生花の香りや美しさに加えて、ドライフラワーになった花の美しさも楽しめるのは、スワッグならではの魅力といえるでしょう。
簡単に手作りできる
材料さえあれば、自分の好きな花を使ってオリジナルのスワッグを作れる点も魅力です。特別な道具や花に関する知識はいらず、フラワーアレンジメントの中でも簡単にできるとされています。
季節やイベントに合わせて、印象の異なるスワッグを自作してみるのもおすすめです。