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店舗什器「サッカー台」の名前の由来。店舗作りに欠かせない理由とは?

商品を袋に詰める主婦

スーパーで買い物をすると、レジで会計を済ませた後に、レジ近くに設置された台に移って袋詰めを行います。日常的に使用する機会が多い袋詰め用の台ですが、正式な名前を知らない方も多いかもしれません。
店舗で袋詰めを行う台は、正式には「サッカー台」と呼ばれます。しかし、なぜそのような名前なのでしょうか。
ここでは、サッカー台という名前の由来や、種類ごとの特徴、サッカー台が店舗作りに欠かせない理由などをご紹介します。

【目次】

■袋詰め用の台が「サッカー台」と呼ばれるのはなぜ?

サッカーの試合をする少年たち class=

サッカー台とは、商品を購入した顧客が、会計後に袋詰めを行う台のことです。英語で「袋」を意味する「Sack」に「~する人」を表す「er」をつけた「Sacker(袋詰めする人)」が名前の由来とされています。スペルが異なることからもわかりますが、スポーツの「サッカー(Soccer)」とは全く関係ありません。
店舗によっては、「作荷台(さっかだい)」と当て字で表記されている場合もあります。

スーパーマーケットやホームセンターなど、日用品を販売している面積が広い小売店でよく見られ、レジから比較的近い場所に設置されていることが多いです。顧客はレジで代金を支払った後、商品が入ったカゴを持ってサッカー台に移動し、レジ袋やエコバッグに袋詰めを行います。
袋詰め用に小さなポリ袋やテープ、段ボールなどが用意してあったり、商品を購入した顧客へのサービスとして、近くに電子レンジや製氷機を置いたりしている店舗も多いです。

ただし、ドラッグストアやコンビニなどでサッカー台を見かけることは、あまり多くありません。

■形状で使い勝手が異なるサッカー台

ビニール袋に食品を入れる主婦

サッカー台には複数の形状があり、それぞれ使い勝手が異なります。サッカー台の設置や増設を検討している場合は、形状を確認しておくと良いでしょう。

一般的なサッカー台は、長方形で高さが腰くらいのものが多いです。天板の下が空いていてゴミ箱を収納できるタイプや、引き戸が付いていてポリ袋やテープといった備品をしまっておけるロッカータイプもあります。天板下にものをしまえるタイプは、保管スペースを取らず、備品がなくなったらすぐに補充できて便利です。

天板の高さが通常よりも低く、カゴを乗せた状態のカートをサッカー台に差し込めるタイプ(カートインサッカー台)もおすすめです。商品が入ったカゴを台に移し変えることなく、そのまま袋詰めを行えます。
天板の下に入ることができるので、車いすの方が横を向かずに袋詰めを行える点もメリットです。

また、天板が2段になっていて、上部にロールスタンドやテープなどの備品を置けるタイプなら、サッカー台の天板を広く使うことが可能です。袋詰め作業を行いやすく、顧客満足度の向上につなげられる可能性があります。

■レジ袋有料化で袋詰めに問題が?

レジ袋と3円

2020年から始まったレジ袋の有料化に伴い、買い物の際にエコバッグを持ち運ぶ方が多くなりました。コンビニやドラッグストアといったサッカー台がない店舗では、袋詰めをどのように行うのかで悩んでしまうことが多くなるはずです。
顧客が感じる代表的な悩みや、店舗側に生じる問題点としては、以下が考えられます。

【袋詰めのタイミングがない】
サッカー台がないと、袋詰めをするタイミングが十分に確保できません。代金を支払ってからレジ前で袋詰めを行うため、買い物の量によっては袋詰めに時間がかかり、後ろに列ができてしまいます。
また、目の前にいる店員に気を使い、ものを落としてしまう可能性もあるでしょう。

【顧客の購入する量が減る】
袋詰めをする時間を少しでも短くするために、顧客が購入する商品の量を減らしてしまう可能性もあります。たくさんの商品を購入する際はサッカー台のある店舗に行く、サッカー台のない店舗には行かなくなるといった事態もあるはずです。

【あえてレジ袋をもらう】
コンビニやドラッグストアでは、レジ袋をもらえば店員に袋詰めしてもらえることが多いです。サッカー台がない店舗ではあえてレジ袋を購入して、店員に袋詰めしてもらうことも考えられます。

このように、サッカー台がないとさまざまな問題につながります。売り上げに関わる問題もあるため、店舗としては何らかの対策が必要です。

■小さな店舗でもサッカー台を用意しよう

コンビニで買い物をする主婦

コンビニやドラッグストアをはじめ、売り場面積が小さな店舗でも、サッカー台を導入するのがおすすめです。
しかし、サッカー台と聞くとスーパーやホームセンターなど、比較的面積の大きな店舗で採用されている什器というイメージが強いかもしれません。
ここからは、売り場面積に関わらず、店舗がサッカー台を用意するメリットをご紹介します。

袋詰めするスペースを設けて課題を解決

前述の通り、袋詰めを行う専用のスペースがないと、袋詰めのタイミングが限られる、後ろにレジ待ちの列ができる、混雑を避けるために購入点数を減らす、サッカー台がない店舗を避けるなどのデメリットが考えられます。

サッカー台を用意して、袋詰め専用のスペースを設けるのがおすすめです。レジ前で袋詰めを行う必要がなくなるため、レジ袋有料化がきっかけで表面化したさまざまな問題を解決することができます。

ただし、店舗の面積によっては、大きなサッカー台が設置できないこともあるでしょう。売り場面積が限られている店舗の場合は、省スペースでも使えるサッカー台を用意してみてください。
壁際のデッドスペースやレジ台のすぐ横、什器同士の隙間などにコンパクトなサッカー台を置くだけでも、袋詰めが原因の混雑やクレームを軽減できる可能性があります。

POPを設ければ販促にも

サッカー台の用途は、袋詰めだけではありません。スタンドを置いたり、チラシを貼ったりすれば、販促につなげることも可能です。
一般的な小売店の場合、買い物中の顧客は商品を見ながら歩き回ります。意識は商品棚に集中しているので、店内に貼ってあるPOP広告に気が付かないこともあるはずです。

一方で、袋詰めの最中は、ある程度目線を固定した状態で同じ場所に立ち続けます。セール開催の告知や会員カードの案内、セール品の紹介など、店舗が顧客に伝えたい情報を伝えるのに最適な場所といえるでしょう。

■サッカー台で快適に買い物できる環境を作ろう

サッカー台は、レジで会計を済ませた後の袋詰め作業を行う際に必要な店舗什器のひとつです。袋詰めを行うスペースとして使うだけでなく、販促物を設置してセールや店舗情報などを伝える場所としても活用できます。

店舗によっては設置されていないこともありますが、顧客が買い物をしやすい環境を作るために、ぜひ用意しておきたいアイテムといえるでしょう。

また、コンパクトなサッカー台や、カートを天板下に入れられるカートインサッカー台、天板が2段になっていてスペースを広く使えるタイプなど、用途に応じて種類を選べる点も、サッカー台のメリットです。
売り場面積が狭い店舗はデッドスペースに置けるサイズ、カートを使う顧客が多い場合はカートインサッカー台など、お店の環境に即したサッカー台を選べば、より快適な売り場作りにつながります。

店舗作りの一環として、サッカー台を活用してみてはいかがでしょうか。

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