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化粧箱とは? ギフトラッピングにおすすめな理由とメリット、種類ごとの特徴を解説

ギフトラッピング用の箱とリボン

プレゼントやギフトで商品を梱包する際に、高級感や特別感を演出したいと考えている方は多くいらっしゃるでしょう。商品に付加価値をプラスしたい場合は、化粧箱と呼ばれるアイテムを活用するのがおすすめです。
しかし、化粧箱には多くの種類があり、それぞれ特徴が異なります。梱包する商品に応じて、適切なものを選ぶことが大切です。
ここでは、化粧箱の概要やメリット・デメリット、種類ごとの特徴などをご紹介します。

【目次】

■化粧箱って何?

プレゼント包装されたブレスレット

化粧箱とは、商品の保護や包装に使われる紙製の箱のことです。表面には印刷や表面加工といった装飾が施されていることも多く、商品をきれいに見せたり、相手への気遣いを表したりすることができます。

日本では、古くから贈答品を贈る際に、印刷や箔押しの施された箱、風呂敷などを使って商品を包んできました。昔の慣習が薄れつつある現代でも、お土産やギフトなど、幅広いシーンで化粧箱が使われています。
具体的には、以下のような商品の梱包に、化粧箱が使われることが多いです。

・お菓子や青果物、お中元・お歳暮で贈る酒類、化粧品、衣類 など

■化粧箱を使うメリット

プレゼント用のチョコレート

化粧箱を使わなくても、商品をラッピングすることはできます。化粧箱で商品を梱包することで、どのようなメリットを得られるのでしょうか。
化粧箱の持つメリットをご紹介します。

高級感を出して販促につなげられる

美しい装飾や表面加工を施した化粧箱は、通常の段ボールよりも高級感を演出できます。ロゴやイラストの印刷、プレス加工、箔押しなどが、化粧箱に施す装飾の一例です。
中身の商品が同じでも、化粧箱を使用することで商品を魅力的に見せることができるため、販促効果が期待できます。

また、個性的なデザインや上質な化粧箱に入れることで、他の商品と差別化を図れる点もメリットです。化粧箱を有効活用することで、ブランド力の向上につながる可能性もあります。

印刷や表面加工の自由度が高い

印刷や表面加工の自由度が高い点も、化粧箱のメリットです。繊細な印刷に対応していて、写真やイラストの再現性も高いため、美しい見た目の箱を作成できます。
ブランドや企業のイメージに即した化粧箱を活用すれば、ブランドイメージを演出することにもつながるでしょう。

また、箔押し加工で高級感を出したり、フィルムを貼って耐久性を増したりと、表面加工によって印象を変化させられる点も、化粧箱のメリットといえます。

■化粧箱のデメリット

コスト

商品やブランドイメージの向上につながる化粧箱ですが、デメリットがないわけではありません。
例えば、化粧箱はデザインの自由度が高い反面、質感やデザイン性にこだわるほどコストが高くなります。商品を保護するだけで良いのか、美しさを高めて販促効果も期待したいのかなど、使用する目的に合わせて質感やデザインを選択することが重要です。

また、化粧箱は板紙で作成されることが多いため、大きなサイズに対応できない場合がある点にも注意が必要です。一般的な板紙の最大サイズはL判(1,100mm×800mm)で、これ以上のサイズだと対応するのが難しくなります。
加えて、素材によっては衝撃や水濡れ、摩擦に弱い場合があるため、精密機器などを梱包する際は注意しましょう。

■【タイプ別】化粧箱の特徴

赤いリボンでラッピングした化粧箱

化粧箱は、使われている素材や表面加工からいくつかの種類に分けることができます。
化粧箱に使われている素材の例とそれぞれの特徴は、以下のとおりです。

板紙

厚手の紙で作られた化粧箱が板紙です。加工食品やお菓子などの包装に使われていて、日常的に目にする機会が多い化粧箱といえます。
安価でかさばりにくく、軽いものを梱包する用途に最適です。

板紙が厚いほど箱の強度が上がるものの、段ボール素材の箱に比べると破れやすく変形しやすいため、重たいものや割れ物などの梱包に使うのは避けた方が良いでしょう。

美粧段ボール

片面段ボールに、印刷した板紙を貼ったものが美粧段ボールです。見た目の美しさと強度を両立していて、お酒や電化製品の梱包に使われます。
段ボールと板紙の間に空気の層ができるので、保温性や衝撃吸収性にも優れていますが、板紙のように変形させる用途には向いていません。

貼箱

貼紙は、厚紙に薄い印刷紙やファンシーペーパー、和紙などを貼った化粧箱です。板紙に比べると変形しにくく、デザインの自由度にも優れています。
和菓子の箱や小型家電をはじめ、高級感を訴求したい用途で広く使われています。

ただし、箱をたたむことができないので、保管にはある程度のスペースが必要です。

■化粧箱の主な形状

白の化粧箱

化粧箱は、形状にもさまざまな種類があります。梱包する商品に適した形状の化粧箱を用意することが大切です。
粧箱の主な形状と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

身フタ箱

フタと箱が別々になっていて、フタに箱を被せるタイプの化粧箱です。ギフト箱と呼ばれることもあります。
重厚感や高級感を演出しやすく、強度にも優れているため、青果物やお酒など、贈答用の商品の梱包に最適です。

キャラメル箱

キャラメル箱(サック箱)は、フタと底部が差し込み式になっている化粧箱です。キャラメルのパッケージに使われていたことから、キャラメル箱と呼ばれるようになりました。
比較的安価で簡単に組み立てられることから広く使われていますが、重さのある商品の梱包には向きません。

ワンタッチ底箱

組み立てると内側に折りたたんでいた底面が広がり、箱の形状になるのがワンタッチ底箱です。組み立ての手間が省ける、底面の強度が高く重い商品を入れられるなど、多くのメリットを持っています。
作ることができるサイズには制限があり、大きな商品の梱包には向かない点がデメリットです。

スリーブ箱

両端があいている筒状のスリーブに、フタのない箱を差し込んで使用するタイプがスリーブ箱です。箱を左右にスライドすることで開閉します。
高級感を演出しやすいのが特徴で、食品類やアクセサリーなど、小物類の梱包におすすめです。
見栄えを良くしたい場合は、スリーブに窓がついていて、中身を一目で確認できるタイプを使用するのも良いでしょう。
中身が抜け落ちる恐れがあるので、側面はテープなどで留めておく必要があります。

ピローケース

封筒状の化粧箱で、曲線状の折り目がついたフタで上下を閉じて使用します。組み立てると見た目が枕(ピロー)に見えることが、名前の由来です。

柔らかい印象を与えられることから、お菓子や衣類、ハンカチといった軽い商品の梱包に適しています。
ただし、表面が湾曲しているので、箱を重ねて置くことはできません。重量がある商品の梱包にも不向きです。

■化粧箱を使って梱包を華やかにしよう

化粧箱は、商品の保護や高級感の演出に役立つアイテムです。商品やブランドのイメージに合った化粧箱を活用すれば、商品を魅力的に見せたり、他社商品と差別化したりすることができます。

ただし、一口に化粧箱といっても、使われている素材や形状に多くの種類があります。強度や印象が大きく変わるので、商品に適した化粧箱を活用することがポイントです。
商品に高級感や特別感をプラスしたいと考えている場合は、化粧箱を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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