【目次】
■クリスマスツリーや装飾の選び方
クリスマスツリーを飾る際に用意したいアイテムとしては、ツリー本体やオーナメント、電飾などが挙げられます。では、クリスマスツリー本体や装飾類は、どのようなものを選べば良いのでしょうか。
飾り付け方の前に、設置場所に適したツリーや装飾の選び方をご紹介します。
・イメージに合わせてクリスマスツリーを選ぶ
一口にクリスマスツリーといっても、ツリーの葉の色や形、シルエットなどによってイメージが大きく変わります。豪華なツリーを飾りたい、ナチュラルなものが良い、シックな雰囲気を持たせたいなど、最初にどのようなツリーをどこに飾るのかイメージしておきましょう。
設置場所とイメージをあらかじめ決めておけば、クリスマスツリーのタイプや必要なオーナメントなども決めやすくなります。
・ツリーのサイズの目安
ツリーの雰囲気を決めたら、次に考えたいのがサイズです。置く場所に適したツリーのサイズを把握しておくと、人の目に止まりやすくなったり見栄えが良くなったりといった効果が期待できます。
基本的にクリスマスツリーは三角形になっていて、重心の位置は少し低いです。目線の高さにツリーの上部3分の1程度が入る大きさだと、人の目にとどまりやすくなります。
店頭などの広いスペースに設置する場合は、180cm以上の高さがあるツリーを選ぶのがおすすめです。飾りたい場所のスペースが狭い場合は、壁側になる面の枝を広げないで幅を調整するか、小さいサイズのツリーの下に箱を置いて下駄を履かせると、きれいに設置できます。
一方で、サイズが大きいクリスマスツリーだと、卓上に置くことはできません。卓上に設置したい場合は、ツリーの高さが120cm以内に収まるようにすると、見栄えや安定感が良くなります。テーブルの高さや幅を確認しながら、適切なサイズ感のツリーを選ぶようにしましょう。

・電飾やオーナメントの目安
クリスマスツリーのイメージやサイズが定まったら、ツリーに飾る電飾やオーナメントを選んで行きます。
電飾は、ツリーのサイズによって必要な電球の数が異なります。180cmのツリーの場合は、100~200球程度の電球を用意すると良いでしょう。電飾の数が多くなるほどボリューム感が増しますが、オーナメントをたくさん飾りたい場合は、過度に電飾を付ける必要はありません。他の飾り付けとのバランスも考えながら、数を調整するのがおすすめです。
ツリーの飾り付けの中でも一般的なボールオーナメントを選ぶ場合は、ツリーだけでなくボールのサイズも踏まえて合わせて数量を決めます。
一例として、ツリーのサイズが180cmでボールの直径が6cmの場合、必要なボールオーナメントの数は80個前後が目安です。ツリーの片面にだけ装飾を行う場合は半分の数で構いません。
ただし、ツリーのタイプやオーナメントの大きさ、形状などによって必要な電飾やオーナメントの数は異なります。上記の数字はあくまで目安なので、実際のツリーも確認しながら電飾やオーナメントを選ぶようにしてください。


■クリスマスツリーを広げる時のコツ
クリスマスツリーは、箱から出した直後は枝が折りたたまれています。枝をしっかりと広げるのが、ツリーの見栄えを良くするためのコツです。ツリーを広げる際は、以下を参考にしてみてください。
【ツリーの広げ方のコツ】
1.幹から出ている大きな枝を、幹に対して90°になるように広げる
2.小枝の枝先を広げ、真っすぐに伸ばす

この時、下側にある枝から広げていくのがポイントです。下にある枝は床と水平になるように広げていき、ツリー全体が三角形になるように心がけると、見た目が美しくなります。
壁面などにコンパクトに設置したい場合は、壁面側の枝は広げずに壁付けしましょう。全体のバランスは、少しツリーから距離を取って見ると確かめやすいです。
ただし、オーナメントを飾る際にどうしてもツリーの形は少し崩れます。ある程度形を整えておく必要はあるものの、そこまで神経質にならなくても問題ありません。
■ツリーの足元の飾り方
ツリーの足元のスタンド部分はアイテムで隠してしまいましょう。ボックスに入れたりツリースカートを巻いたりしておけば、スタンドや足元に垂らした電飾のコードなどを隠すことができます。
ギフトボックスなどを足元に設置して、クリスマス感を演出するのもおしゃれです。
■電飾の飾り方
クリスマスツリーに欠かせない飾り付けのひとつが電飾です。電飾の巻き方は、360°巻き付ける方法、ツリーの片面にだけ飾る方法、ツリーの上から下へ縦方向に飾る方法の3種類あります。
【360°に巻き付ける方法】
ツリー全面に電飾を巻き付けて行きます。どの角度から見てもきれいに装飾できるのがメリットです。
【片面にだけ飾る方法】
少ない電球の数でも、ボリューム感を出すことができます。背面を隠せる壁際に設置する場合におすすめの方法です。
【縦方向に飾る方法】
上から下に垂らして電飾を飾る方法です。飾り付け自体は手早く済ませられますが、上側に電球が集まりやすく、バランスを取るのが難しいです。
電飾はきつく巻き付けるのではなく、少したるませるように巻いていくのがコツです。コード部分は小枝を巻き付けたり幹側に押し込んだりして、目立たないように隠しましょう。
この時、電球を点灯させながら巻いていくと、全体のバランスを取りやすくなり、球切れの確認も行えます。

■オーナメントをつけるコツ
オーナメントを飾る際は、同じ色の飾りが隣り合わないように意識するのがポイントです。一般的なボールオーナメントを例に、オーナメントを取り付ける順番をご紹介します。
【オーナメントをつける順番】
1.大きく数の少ないオーナメントを、ツリーの上部からジグザグと等間隔に配置する
2.大きなオーナメントの隙間を埋めるように、面積が広いもの、小さく数が多いものの順にかけていく
オーナメントは、ツリーの枝と密着させた方が美しく見せられます。紐やワイヤーを枝に巻き付け、できるだけ枝と近い位置で固定するのがおすすめです。紐が短い場合は、枝の先端を折り曲げると紐を固定できます。


■リボンの巻き方
ツリーをより華やかに見せるために、リボンを巻き付けるのもおすすめです。リボンの巻き方は、らせん巻き、ウェーブ巻き、放射巻きの3種類に分けることができます。
【らせん巻き】
上部かららせん状にリボンを巻いていく、基本の巻き方です。ツリーの先端にリボンを結び付けてから巻いていきます。一度全体にリボンを巻き付けて、長さを確認しておきましょう。
リボンの端はツリーの奥で結び、結び目を小枝で隠すのが、きれいに見せるコツです。
【ウェーブ巻き】
リボンをたるませて、波打っているように見せる方法です。リボンをらせん状に巻きながら、適宜リボンを枝に巻き付けて留めていきます。波を作るので、らせん巻きよりもリボンの長さが必要です。
【放射巻き】
数本のリボンを、ツリーの上部から垂らすのが放射巻きです。リボンを装飾のメインにしたい場合に適しています。
■素敵なツリーを用意してクリスマスを彩ろう
きれいに飾り付けを済ませたクリスマスツリーは、クリスマスらしい雰囲気作りに欠かせないアイテムです。ツリーと一緒にリースなどのアイテムも用意しておけば、さらに雰囲気を高められるでしょう。
今回ご紹介したクリスマスツリーの飾り付けはあくまでも一例で、この通りに飾らなければいけないというものではありません。ご紹介したコツを参考にしながら、クリスマスツリーの飾り付けにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
